漆はウルシの木から採れる天然の素材
漆はウルシの木から採れる天然の素材です。一度硬化すると強い耐久性、断熱性、防腐性を持ち、日本では9,000年前の縄文時代から身近な素材として様々な分野に活用されてきました。
その特性が発揮されたのが、金継ぎとも言えます。
金との相性も良く、金閣や中尊寺金色堂などの金箔は漆によって接着されています。
漆の木の資源が不足する昨今
国産漆の約7割が岩手県で生産されています。漆の木に専用の道具で傷をつけ、掻き子と呼ばれる職人が滲み出てくる漆液を一滴一滴集めていきます。
漆液は10年から15年かけて育てた漆の木からわずか200gしか採れません。採取後は伐採されますので、非常に貴重なものです。
現在、国産漆の需要が高まり、漆の木の資源が不足しています。当社では漆の木を植える活動を積極的に行っています。